吹田市のときざね矯正歯科ではデーモンシステム、リンガルシステムなど最新の矯正治療をとりいれ、レベルの高い治療をしています。

抜かない矯正治療

非抜歯矯正(抜かない矯正)とは 非抜歯矯正治療(抜かない矯正治療)を大きく2つに分けると、子供向けの非抜歯矯正治療と大人向けの非抜歯矯正治療に分けることができます。

★お子さまの抜かない矯正

歯を抜かない★矯正治療!

下前歯4本がそろう時点(乳犬歯の脱落前)で、正しい位置に萌出させておくことが 以後の矯正治療の必要性を低下させます*顎の拡大は7-9歳の間にするのが最適の時期!
小学生で開始では 87% (8歳まででは91%)!
中学・高校生に開始では 46%!
18歳以上で開始では  20%の方が 歯を抜かないで矯正しました

2002~2006年開始の方(2009年調査)

症例1「前歯のがたがた」(8歳:治療期間1年6か月)

治療前

上下に顎を大きくする装置を1年間使いました。
下の前歯にすきまができています。
前歯にブラケットをつけました(6か月)

治療後

1年6か月後にはこんなにきれいになられました。

とってもうれしい!☆☆(K.Uちゃん 9歳女の子)

★頑張ってよかったね!(^^)!
保定装置で歯ならびを保ちましょう!

症例2『前歯のガタガタ』(8歳:治療期間2年1か月)

治療前

上下に顎を広げる装置(1年4か月)

前歯にブラケットをつけました(7か月)

治療後

★きれいな歯ならびになれてよかったです。 (10歳男の子 H.N君)

★頑張ったね)^o^(とっても綺麗な歯ならびになったね。
お父様から:
とってもきれいな歯ならびにしていただいて、感謝しております。

症例3『前歯のガタガタ』(11歳5か月:治療期間4か月)

治療前

上の前歯にブラケット(4か月)

治療後

スッキリした☆☆(M.Aちゃん 11歳女の子)

★頑張ってよかったね!(^^)!
保定装置で歯ならびを保ちましょう!

症例4 前歯の生える場所が足りない(7歳4か月男の子:治療期間1年9か月)

治療前1

治療前2

治療後1

治療後2

治療後3

治療経過
鼻咽喉疾患:3Y滲出性中耳炎、現在鼻炎
7Y5M 初診  上顎急速拡大(90°/2日毎)Max12mm
        下顎BH 上下顎でClassⅡゴム(-8Y0m)
        筋機能療法(MFT)
7Y10m-8Y5m  T4K
        上顎斜面板
8Y3m     上顎QH 下顎LB

症例5 受け口(7歳10か月女の子)(治療期間7年1か月)

治療前

お母様から

期間が長くなりましたが、綺麗になって、将来の彼女に素敵な贈り物ができたと思います。痛くてイヤがった日もありましたが、頑張ったね!(^^)!


治療経過

7Y10m 初診(受け口) (ご両親とも受け口)
鼻咽腔疾患あり(アデノイド、口蓋扁桃肥大、よく鼻が詰まる)
上顎LA+ADP(上顎前方牽引装置)(4M)

8Y0m 被蓋改善

8Y5m 上顎QH(拡大)

9Y1m MFT(筋機能療法)
9Y2m 上前歯ブラケット+ADP

9Y6m 上顎プレート(一次治療終了)

12Y4m 資料

12Y7m  MFT再開始:口呼吸あり
      舌の状態(低位大、舌小帯前方付着)最大開口量4.9mm下拳上開口量3.1mm
12Y9m  下顎ブラケット(下顎左右第三大臼歯及び第一小臼歯抜歯)
13Y1m  上顎ブラケット(上顎左右第一小臼歯抜歯)
13Y3m  舌小帯切除
14Y11m  治療終了

矯正を始める前は不安でした。
矯正を終えて:歯ならびがとても良くなって、すごく嬉しいです。ありがとうございました。(J.H様14歳女性)


症例6 前歯のガタガタと第三大臼歯(9歳4か月女の子)(治療期間2年4か月) No98-NO 2015年11月号

********************************************************

咀嚼活動時の咀嚼側は非咀嚼側の2倍の咬合力が働くそうです。
右噛癖があり、治療終了時には正中もあっていたのですが、癖はなかなか治りにくいですね。どうしても右噛癖が残っていました。
★再来院時では、正貌セファロでは上顎第一大臼歯の高さに左右差がありました。側方セファロでは、
Low angle(えらが張っている、咬合力が大きい)の右側では、下顎第二大臼歯はほとんど動いてません。
High angle(えらがない華奢な下顎、咬合力が小さい)の下顎左側第二大臼歯は近心に移動しています。


症例7 前歯の生える場所が足りない(10歳3か月男の子)(治療期間1年7か月) No99-NO1802-2015年12月号

治療を終えて:ようやく終わったと思った。嬉しかった(M.I君10歳)
*歯ならびを良くするための生活面のアドバイス等を含め、丁寧な指導をいただき、無事矯正治療を終えました。本当にありがとうございました(お母様から)


症例8 上顎前歯の叢生と前突(17歳女性)
(治療期間3年10か月) No100-NO1710-2016年1&2月号


2年6か月後(舌側ブラケット)


1年4か月後 マウスピース矯正 (インビザライン)


ずっと歯ならびがコンプレックスだったので、綺麗になれるのが楽しみでした。
笑顔を誉められることが多くなって、自信がつきました。思いっきり笑えるようになり 嬉しいです(*^_^*)
本当に色々ありがとうございました。(21歳女性 Y.S様)


症例9 上顎前歯が出ている(10歳男性)
(治療期間4年6か月)No101-No1677-2016年3月号


顎を大きくする装置(拡大床) 2年4か月+口腔筋機能療法(MFT)
舌がしっかり動くようになりました


2年6か月 マウスピース矯正 (インビザライン)


初めは本当に歯ならびが良くなるのかと不安でした。 自分の想像以上に歯ならびが良くなって、 本当に矯正治療して良かった!(14歳男性 T.M様)


症例10 前歯が噛みあわない、ガタガタ歯(開咬、叢生)(12歳女性)
(治療期間1年6か月) No103-No1009-2016年5月号


1年6か月後

症例11 上顎前歯のガタガタが気になる(17歳女性)
(治療期間3 年10 か月) No104-No1710-2016 年6 月号


2年6か月後


1年4か月後


始める前:ずっと 歯がコンプレックスだったの で、綺麗になれるのが楽しみでした。
治療を終えて:笑顔を褒められることが多くなって、自信がつきました。
思いっきり笑えるようになれてうれしいです!(^^)!

本当に色々ありがとうございました。(21 歳女性Y.S 様)


お母様から

お母様から:色々本当にありがとうございました。 きめ細やかな説明、治療でした。娘からは『すごくフレンドリーだった』と聞いて、安心しておまかせしました。
綺麗な歯ならびになって、自信を持って笑顔が増えたと思います。
就活もその笑顔で頑張ってほしいと思います。 ありがとうございました。


症例12 上顎前歯の隙間と下顎前歯のガタガタが気になる(9歳男の子)
(治療期間4年3か月) No105-No1718-2016年7月号



鼻炎著明で装置装着できず、鼻炎(アレルギー性鼻炎を伴う副鼻腔炎)の治療とMFT(口腔筋機能療法)から開始
*T4Kを10Y0mから開始(著明な鼻炎の為、まずは5分間入れる)




追記:右下犬歯の埋伏があり、適切な時期に処置したので、自然に萌出しました


★11Y0m★上下拡大装置装着および右下第一乳臼歯抜歯依頼

★11Y5m★右下犬歯部歯肉切除依頼


症例13 前歯のずれが気になる(7歳女の子)
(治療期間2年11か月) No106-No1454-2016年8月号


10か月後


どうしても下顎がずれがちですが、左で噛む練習や拡大床装置を継続。
9歳9ヶ月 には前歯の配列を開始し、 10歳1ヶ月 にはこんなにきれいになりました。


4か月後

第二乳臼歯の幅は、上顎で5.8mm、下顎で1.3mm広がりました。 保定装置で歯の生え変わりを見ていきました。12歳4か月には綺麗に永久歯が生え揃いました。

症例14 前歯のガタガタが気になる(8歳女の子)
(治療期間1年6か月) No107-No1119-2016年8月号


上下に顎を大きくする装置を
1年間使いました。
下の前歯にすきまができています。


前歯にブラケットをつけました
(6か月)

1年6か月後にはこんなにきれいになられました。


保定装置で歯の生え変わりを見ていきました。
14歳には綺麗に永久歯が生え揃いました!(^^)!

症例15 受け口(6歳女の子)
(治療期間2年0か月) No108-No1631-2016年8月号


1年4ケ月後


8ケ月後


歯並びを保つ保定装置で歯の生え変わりをみました。 装置も頑張ったし、MFT(舌の訓練)も頑張りましたね。 綺麗に永久歯が生え揃いました!(^^)!よく頑張ったね。



症例16 上顎前突(7歳男の子)
(治療期間1年0か月) No109-No1531-2016年8月号

7歳6ヶ月(初めて来られた時) 8歳0ヶ月(ここまでよくなりました) 8歳6ヶ月(もう安心(^ω^)


   ↓下の2つの装置を使って↓       チューブ練習もよくがんばっています!

トレースでみると
1.上の前歯が内側に入りました
2.下顎が前に成長しました。
   この成長の秘訣は(^ω^)
  ★姿勢をよくする
  ★前で噛むよう意識する
  ★装置をがんばったものね!!
  ★成長する時期だから可能だったことも
   あるね(^ω^)
  ★下顎の形がローアングルだったことも
   良い結果に結びつきました。

★12歳5か月です。綺麗に永久歯が生え揃いました。

症例17 右の奥歯の噛み合わせが反対(5歳女の子)
(治療期間2年11か月) No110-No1606-2016年9月号





お鼻の詰まりも改善しました。
保定装置 で歯ならびを保ちましょう。
上顎8mm、下顎8mm広がりました。




よく頑張ったね!



症例18 うまく噛めない(叢生、開咬)(11歳女の子)
(治療期間3年10か月) No111-No1734 -2016年10月号





3年10か月後




よく頑張られました。ご本人の頑張りと共に、ご家族のサポートがあったからこそ! 素敵な笑顔になられました!(^^)!


症例19 上顎前突(9歳女の子)
(治療期間5年4か月)No118-No1143 -2017年2月号



5年4か月後



よく頑張られました。下顎前歯が2本先天欠如していました。 良好な下顎の前方移動により改善しました。


症例20 上顎前突(8歳男の子)
(治療期間3年5か月)No119-No1440 -2017年2月号


3年5か月後



症例21 上顎前突(8歳男の子)
(治療期間5年)No120-No1327 -2017年2月号


5年後



症例22 上顎前突(9歳女の子)
(治療期間9か月)No121-No1306 -2017年2月号


8か月後


保定1年10か月後



症例23 上顎前突(17歳女性)
(治療期間1年7か月)No122-No1139 -2017年2月号




症例24 前歯のガタガタ(8歳男の子)
(治療期間2年間)No123-No1685 -2017年5月号

未萌出の犬歯に位置異常を認め、
経過観察中に適切な処置によりに生えました。






★9歳11か月に左上犬歯の萌出方向異常が認められ、左上乳犬歯抜歯依頼


★10歳10か月★右上乳犬歯抜歯依頼


★未萌出の左上犬歯に のう胞を認め、精査依頼
★12歳1か月★右上犬歯部の含歯性のう胞摘出


★左上犬歯が生えてきました。

症例25 上顎の叢生(12歳女性)
(治療期間2年5か月)No124-No1832 -2017年6月号


治療経過
11Y4m 初診
 MFT(口腔筋機能療法)(1Y4m)
 上顎;急速拡大装置(Max12mm*0.2mm/day⇒0.2mm/Week)
 下顎:拡大床(メモリアルスクリュー Max5mm*0.2mm/week)
 耳鼻科にて両側下鼻甲介粘膜焼却術(11Y10m)
 舌小帯前方位にあり、受け口になる可能性高く、舌小帯伸展術施行(12Y3m)
 上顎:Quad Herix 下顎:拡大床(メモリアルスクリュー:Max5mm)
12Y5m  ブラケット治療開始(抜歯、非抜歯は歯の動きをみて)
12Y6m  上顎:ブラケット装着
12Y11m 写真:このまま非抜歯で治療と決定
13Y3m  下顎:ブラケット
13Y9m 治療終了


★11Y5m★CT撮影*強度の副鼻腔炎を認める
耳鼻咽喉科主治医より*幼少期に副鼻腔炎を繰り返し発症。
上顎洞発育不良で骨壁の肥厚を認める。


症例26 口蓋扁桃摘出により良好な結果が得られた反対咬合症例
(10歳女の子)(口蓋扁桃摘出12Y5m*2016/12/8)
(治療期間2年2か月)No125-No1846 -2017年6月号


★1年2か月喉うがいしてもなかなか小さくならず、12Y5M時に口蓋扁桃摘出をして頂きました。

なかなか改善しなかった受け口がスルスルと治りました。

 扁桃肥大により、呼吸が苦しく、舌を前方に持って行って受け口の増悪をきたしていなのですね。

**********************************
受口の方は口蓋扁桃が腫れていることが多いですね。
喉うがいしようねとお伝えしています。通常は3カ月もすれば、小さくなります。


症例27 反対咬合症例(舌小帯伸展術併用)(12歳男子)
(治療期間2年4か月)No126-No1819 -2017年6月号


成長期の反対咬合(受け口)の治療20150415

1) 顎の成長

★子供の頭の骨は、骨と骨の間に隙間がある(縫合)ので、力を 加えることによって顎の位置が移動します。

上顎の成長はほぼ8歳までに成長を終えます。 下顎はグッと背が伸びる中学生頃にさらに成長します。 5歳の時の小さなズレが、10年後大きなズレになります。

★スキャモンの成長曲線
神経型:脳神経の発育。発育の目安は脳の重量や頭囲で計られます。
出産直後より急速に発達し、4-5歳までには成人の80%、7歳には90%の容積程度にも達する。
一般型:身長や体重、肝臓・腎臓などの臓器の発育。
リンパ系型:扁桃やリンパ節などの、リンパ組織の発達。
生殖器系型: 生殖器系の発達により、男性ホルモンや女性ホルモンの分泌も多くなる。

★反対咬合はなるべく早く矯正治療する、というのが基本的な考え方です。 できたら乳歯反対咬合期の5歳から治療したいですね。 上顎の成長発育は小学校低学年でほぼ終え、その後、思春期に下顎の成長発育のピークが訪れます。
 受け口は、上顎の前歯が下顎の前歯の内側にあり、 受け口という状態そのものが上顎の発育を阻害する要因になります。 このため、残された上顎の成長発育の成長を得るためには 小学校低学年以前に矯正治療するのが望ましいのです。

下図は双子の受け口の方
A:左)受け口のまま経過観察→上顎の成長はほとんどなく、 下顎が大きく前方成長しました。骨格的な反対咬合に移行しています。
B:右)チンキャップで噛み合わせを改善しました。 正常被蓋になることにより、上顎の前方成長が見られます。 下顎の成長は抑えられています。
(クイッテセンス別冊 咬合の生涯維持 1992年発行)

*乳歯の反対咬合は自然に治ることもあると言われているけれど…
乳歯列期の反対咬合は、何もしなくても治ることもあります。 2歳まで受け口(反対咬合)だった子どもは、成長と共に自然治 癒可能性は50%と高いのですが、3歳の時点で受け口(反対咬合) だった子が自然治癒する可能性はとても低くなります。 なお、成長が進むにつれて放っておくと受け口がさらに悪化してしまう場合があります。
*乳歯列期反対咬合の問題点 -自然治癒率-
ⅡA期(乳歯列期)を通して、反対被蓋であった者」の内、 「ⅢA期(第一大臼歯・前歯萌出完了期)に正常被蓋に戻った者」は 6.4%です。93.6%は、自然治癒しません。(ByDr永原)
************

2)反対咬合の原因

1)遺伝的要因

*“オーストリア王家のハプスブルク家のあご“
(家族性に反対咬合がみられる)
*お父様やお母様が反対咬合でなくても、案外にご祖父ご祖母様や従兄弟、叔父叔母様が反対咬合という事もあります。

2)環境的要因

鼻咽喉疾患(口蓋扁桃肥大や咽頭扁桃肥大(アデノイド))による口呼吸。 扁桃肥大では舌が前に押し出されて、反対咬合が出やすくなります。 アデノイドや扁桃肥大では、呼吸が苦しい為に下顎を前に出して気道を確保するので、 反対咬合が出やすくなります。中耳炎既往の方は、アデノイドが重度と考えます (咽頭扁桃が耳管扁桃に近いため、咽頭扁桃炎から炎症波及し、耳管扁桃炎をおこし中耳炎を発症する)。
*また口呼吸により口唇を常に開けていると、口唇閉鎖による下顎の前方成長抑制力なく、下顎の前方成長を誘導する。

★症例(既往歴;アレルギー性鼻炎、乳歯反対咬合) 正常被蓋になりましたが、アデノイドや口蓋扁桃が大きく、下顎が前方に成長しています。(13-15歳、女性)

低位舌 *習慣的な口呼吸による舌の低位(低位舌) *舌が弛緩し、下顎弓の幅径も長径も大きくなります。 嚥下時には通常舌尖を上顎前歯の後ろにつけて嚥下しますが、 反対咬合の方は、舌尖が安静時に下前歯の舌側に位置し、嚥下時にも舌尖が下前 歯を押し出し嚥下しているので、下顎の前方成長を誘導します。

通常、口を開けると、舌は下顎第一と第二小臼歯の間に位置しますが、 舌が大きい(低位舌も含む)の場合、前方に舌尖が位置します。 歯を動かすには1.7g、舌の力は500gと言われています。 舌の位置/機能の影響が反対咬合を悪化させます。

③舌小帯前方付着*舌尖が前方位にあるため、嚥下の度に舌尖が前方に突出するので、反対咬合傾向のある方は、反対咬合 の発生・再発の誘因となります。舌小帯前方位が強度な場合、舌 を前に出すと、舌尖がハート型になります。

④上唇小帯低位付着:上唇小帯とは、上の前歯の上の中央部にある「すじ」のことです。 反対咬合傾向のあるお子様では上唇小帯がきついと上顎の発育を抑制してしまうことがあります。 また上顎前突の方では、上唇小帯低位付着で口を閉じることが困難な場合、口唇閉鎖による下顎の前方成長を抑制します。

⑤姿勢:猫背などにより首が前にでる場合、 下顎が前にでて反対咬合発症や増悪の原因となります。

⑥第三大臼歯の萌出(それまでは切端咬合だったそうです。 上顎第三大臼歯が萌出する際に下顎第二大臼歯を前に誘導し、反対咬合を誘発したと考えらます)

⑦第二大臼歯の萌出
2次成長(中学生位)では身長の伸びと共に下顎も大きくなり、大 きくなった顎に第二大臼歯が萌出します。第二大臼歯の生える頃 は、下顎の前方成長があるために、咬合力が弱い、口呼吸してい る場合は注意を要します。特に男子の年間成長量は大きいので、 要注意です。その時期までに咬合力強化や鼻呼吸の獲得 (鼻咽喉疾患の改善)、また口唇力の増強が大切。

3)機能的要因から骨格的な反対咬合に

 もしお子様が反対咬合のままでいると骨格的な反対咬合となり 、下顎が前方にズレた状態ですべてが発育するので、 骨の形や顔の筋肉もそれに適応した形で発育してしまいます。 下顎が前方にズレている期間が長い程、よくない形と機能を持つことになります。 年齢が高くなる程、これらを治すには限界があります。

治療時期による反対咬合(受け口)の治療目標

受口の原因は、
1)上顎の成長が弱い
2)下顎の成長が強い
3)歯の傾斜に因る
4)1~3の混在型の4つに分類されます。

★上顎の成長

上顎は7才から8才にかけての1年間で、急速に成長します。 そしてこの時にできあがった上顎の大きさが、そのまま生涯の上顎の大きさとなるのです。 そのため、この時期に上顎の成長が遅れているお子様はその成長を促し、 反対に上顎が突出しているお子様はその成長を抑える必要があります。

★下顎の成長

下顎は11才の半ば位から、約3年間成長を続けます。

1次治療
あごの成長の促進や抑制を行い、そのままにしておくと 成長に悪い影響をあたえる噛み合わせを治療します。 またでこぼこの前歯にならないようにあごの骨を広げたりします。 あごの骨がまだ柔らかく、これから成長していくお子さまだからこそできる治療です。 さらに、1次治療であごの骨を整え大人の歯がきちんと並ぶ土台ができるため、 2次治療そのものが必要ない場合もありますし、多くの場合、部分的な歯列矯正で済んでいます。

2次治療
すべての歯が永久歯になってから(通常は中学生頃)行い、 すべての歯がしっかりと咬むように個々の歯の位置を整えます。 すなわち、1次治療は骨の治療で、2次治療は歯の治療と言えます。

6歳5か月の受け口の方です

乳歯列期に治されたので、上顎の成長が得られ、下顎の成長方向のコントロールができました。
6Y5m~6Y11m:チンキャップ→上顎リンガルアーチ+上顎前方牽引装置
9Y1m~9Y9m:上顎にクアドヘリックスで拡大し、上前歯ブラケット

8歳11か月の受け口の方です

5歳で中耳炎既往、6歳にアデノイド、口蓋扁桃摘出。
∠ANB(上下顎の位置関係を示す。平均3.4±2.1°)がー3°です (マイナスは骨格的反対咬合で、外科矯正の適応)。 8歳ですが、すでに強い骨格性咬合です。 上顎前方牽引装置を長時間(11-13時間、時に14時間)使われましたので、 上顎の成長が得られました。

*なかなか上顎前方牽引装置を12時間以上使うのは、 お稽古事や塾で忙しいお子様にとって、困難なことです。
(12時間使おうと思えば、夜7時から、朝7時まで使います)。
よく頑張られました。

←★違う方ですが、上顎前方牽引装置、よく使われています(^^♪ 毎日10時間以上、土曜や日曜は一日中使うとのことです。 とっても良くなってきています。

★成長には個人差があります
このかたは8-12歳で下顎が前方に大きく成長しています。 鼻咽喉疾患が影響している可能性が考えられます。

 いったん治っていた反対咬合が、第二次成長期(中学生位)の全身発育に伴って再発する場合があります。 そのような場合は、どうしても永久歯の抜歯や外科手術を伴う矯正治療に移行せざるをえないケースが出てきます。 ある医院の報告では、反対咬合が再発し5%程度の方が再治療が必要となりました。 また、1~2%程度の方は、外科手術をともなう矯正治療が必要となります。 これも、言い換えれば、98%の方は、通常の矯正治療で治療可能と言うことになります。

【参考】【骨格の成長パターン(反対咬合と上顎前突)】
 反対咬合の方は成長と共にさらに下顎が前方に成長します。 上顎の発育能が低く、下顎の発育能が高いと言えます。
 反対に上顎前突の方は身長が伸びる2次成長期にも、下顎の前方成長が望めません。 下顎の発育能が低いと思われます。


20150705 口腔ケアの意義

1)がん治療

①全身麻酔後の誤嚥性肺炎予防(全身麻酔時に口腔内挿管するので)
誤嚥性肺炎の原因の30%は口腔内細菌。医科は包括医療なので、抗菌薬が減ることが望ましい。医科では口腔ケア必要との認識が広がっている。

②頭頸部・上部消化管手術後のSSI(術後感染)予防

③感染予防
ア) 抗がん剤投与(白血球数・血小板が急激に減る)による容感染予防
イ) 抗がん剤投与による口腔粘膜炎症予防★炎症を増悪させる不適合義歯や尖った齲蝕歯の処置


④骨壊死の予防★がんが骨転移するとBP(ビスフォネートなど、分子標的薬)を投与する。
この薬による骨壊死の予防


2)心臓血管外科

①誤嚥性肺炎予防(オペ後ICUに入ることが多い)

②感染性心内膜炎予防(起炎菌のほとんどは口腔内細菌)
歯科・耳鼻科・婦人科・泌尿器科の処置が特に必要


3)その他歯周病との連携が解明された疾患

①糖尿病と歯周病
インスリン産生低下と血糖値の上昇→血管が脆く、目が見えない、傷が治りにくい、腎臓障害、歯周病
血糖値とプラークコントロールは負の相関関係。糖尿病と歯周病は双方向に関連する。
ア) よく噛むと線維性食品の摂取が増える
→急激な血糖値の上昇を抑える(血糖値の良好なコントロールとなる)
イ) 慢性炎症(口に何億個の細菌がある)
口の細菌を減らす(口のクリーニング)→マクロファージ(嫌気性菌などに反応)が減る→サイトカインが減る→インシュリンが正常に働き健康になる
②関節リュウマチ(自己免疫疾患)と歯周病★歯周病をもつ人は、もたない人に比べ関節リュウマチの発症リスクが2.7倍。
喫煙や歯周病(マクロファージを介した免疫系に作用)は、膠原病やリュウマチなどの自己免疫疾患の治療に抵抗性がある。口の感染でマクロファージが増え、サイトカインが増える(関節が破壊される)。歯周病菌の中でも、PG菌がだすたんぱく質がリューマチ細胞にくっつき、リューマチ薬が効かない。また、リューマチ患者に強力な分子標的薬(テキソマブ等)を使う→歯性感染をおこし重篤な顎骨壊死を起こす
③リハビリテーション通院患者:咀嚼機能と運動機能は密接に関係する。
口から食べるとサルコベア(加齢による筋肉減少)になりにくい
④睡眠時無呼吸症候群患者(心臓疾患や動脈硬化の原因の一つ)と口腔内装置(OA)


20150527&4428★JETsystemベーシックセミナー
ByDr成田信一

Jet system★早く終えるために★抜歯直後にブラケットをつけ、動かす。 (抜歯直後が一番代謝活性高い。ぼほ3ヶ月以内に歯の移動を終えるのがコツ)

5)代謝活性性向上のために

同時抜歯(傷をつけることで代謝活性が高まる。抜いた瞬間から3ヶ月間が歯の動くピーク。半年経ったらほとんど意味がない)②有酸素運動 ③睡眠

JETsystemを用いる事で、生体の力をひきだし、痛みを軽減し、治療期間を短縮出来るシステムです。

★1年で終わる★ポイントはセルフリゲーションブラケット(結紮に依る摩擦がないブラケット)
*長所:従来の1/4の力で歯牙移動のため、痛み少なく、歯根吸収少ない。
*欠点:口腔筋機能の状態で治療結果が左右されやすい。

治療期間:JETsystem:14ヶ月 ストレート:30ヶ月  スタンダード:30ヶ月より長い ある大学48ヶ月


Dr.オカザキのまるごと歯学より
舌と口蓋 その【8】母乳の深飲み2015年07月22日

口蓋は生後生後3か月まで著明に大きくなる。口蓋の成長に関与するのは、まず授乳の状態が考えられる。

舌と口蓋  その【9】口蓋は舌機能を現す20150803

頭蓋骨の胎児から成人までの成長量の差の図。脳頭蓋に比べ、下顎骨や上顎骨の成長量が大きい。その大半は、機能的な刺激によって促される。

最初は乳児期における母乳の深飲み。舌が乳首を介して口蓋を押し広げる力として作用する。次に嚥下時、舌尖がスポットに当たる力が、切歯骨を前方に成長させる。

さらに前歯の咬断により、歯槽骨が添加し空隙の増加につながる。上顎骨は縫合部で周囲の骨と接し、乳幼児期では、その結合は想像以上に緩い。咬合力や口腔周囲筋は、大きく成長に影響していることがわかる。

頬杖や寝癖などの態癖が、咬合に影響するのも当然だ。

嚥下時の舌の動きは、矢状方向から見ると、舌尖はスポットに当たり、前方からの蠕動様運動で食物を後方に移動させる。水平方向から口蓋を見ると、舌尖がスポットに当たった後には側方へ広がる。そして舌の外側縁は、前方から順に口蓋側歯頸部に当たり食物を後方に移動させる。

舌が口蓋と強く接することが、口蓋を広げる力として作用する。上顎の歯列は、舌の外側縁に並ぶ


同時にこの力は、口蓋の深さを左右する。口蓋突起は生後も伸び続けるため、舌の挙上が不十分だと口蓋が高くなる。これが高口蓋。

まさにヒトの口蓋の形態は、舌によって作られる。
口蓋には、舌の機能が現れている。

阪大臨床談話会2015年11月08日今認められる包括医療矯正歯科との連携が生み出す治療結果

ByDr丹根(広島大学名誉教授)

1)不正咬合、睡眠障害、口呼吸

  • 不正咬合*前後、垂直的、側方及び 歯と顎の大きさの不調和
  • 指しゃぶり*下顎の後方移動と上顎の狭窄が起こる
  • 成長が前方であれば、叢生発現少ない
  • 開咬*9歳から骨格性に移行*早期改善がいい

乳歯前歯4本より永久前歯4本は7.7mm大きい
唇側傾斜2.7mm、霊長空隙2.5mm、側方歯萌出期3.1mm(計8.3mm)(これでほぼ7.7mm)

*側方萌出期(上:3-4.5 下:1.5-2.5mm)

乳犬歯がある時に拡大を終えるといい(側切歯が生える前に拡大する)

2と4がくっついていれば、将来抜歯症例

片側乳犬歯のスペースがない→正中偏位

側方歯が生える前に拡大をすると、前歯が綺麗に生える(^^♪

  • 第二大臼歯を正しい位置に配列することが、長期安定性に繋がる
  • 舌の影響(症例:巨大舌の短縮術を数回行い観察、16歳からブラケット治療)

2)口呼吸

成長期ラットに口呼吸させると→記憶の伝達や想起の障害を介し、記憶/学習能力の低下を起こす可能性が強く示唆された。

*広島市内小学生739名アンケート*

次の日寝たりない(51.0%)、昼間眠ることがある(20.2%)、いびき(34.9%)、睡眠中の呼吸停止(9.3%)、口呼吸(本、テレビ)(32.2%)、集中力不足(29.9%)

3)アンチエイジング、歯の銀行

*自家移植の場合、抜歯時歯根膜を傷つけないことが重要(へーベル使わない)。移植後少し挺出するので、咬合させない位置に移植。

 歯の動揺なくなったら(約1か月半後)、根幹治療する。

パノラマから下顎第二大臼歯の萌出余地不足が予測できる!

下顎第一大臼歯歯冠の近心と遠心面中央を結んだ線より、第三大臼歯が位置する場合、 下顎第二大臼歯の萌出障害を起こす可能性があるそうです。

顎の小さなお子様が増えていますね。第一大臼歯から前方はきれいに生えていたのですが、 後ろの第二大臼歯に押されて、第一大臼歯の遠心が吸収しています。
小学低学年で第一大臼歯の治療されているので、第一大臼歯の歯質が弱かったのかなぁ…

ブッロック移動セミナー*顎骨のなかで配列するブロック移動【Tokizane Times 2012年6月号より】

『萌出している乳歯だけでなく、その直下の永久歯まで一塊に遠心移動する』

6歳臼歯が前のほうに移動してしまっていて、後から生えて来る永久歯が生える場所がない場合、
6歳臼歯を遠心移動すると、歯槽間靭帯(歯と歯をつないでいる靭帯骨)に引っ張られて、骨中の永久歯(5,4,3)も遠心移動します。

《顎が大きくなるタイミングは》
上:上1の萌出、及び 3の萌出期  下:下2の萌出期(下の2萌出後は幅径増加無し)

★どの時点ですれば非抜歯でいけるか?
小学校1、2、3年で!(2が生えないうちに!)
   非抜歯での治療を希望される場合、前歯の萌出前の顎の拡大がお薦めです!
床装置(スクリューで側方→大臼歯の遠心移動)
上顎は狭窄していると遠心移動できないので、先に側方拡大

★前歯萌出後 小学校3,4,5 ( 例CDEが残っているなら)
下6を遠心に*パノラマで6遠心移動すると7が埋伏するようでは抜歯症例

★舌短縮症と舌癒着症


*舌小帯短縮症→舌小帯が短いため、舌の可動
 域が狭くなっている。
*舌癒着症→舌を上に挙げるオトガイ舌筋(頤
 舌筋)が、下顎と癒着したために、
 呼吸などに何らかの後遺症を起こしている。

舌短縮症と舌癒着症
舌短縮症と舌癒着症

噛み合わせと口腔筋機能は関係があります。
で、筋機能療法(MFT)を必要な方にしていますが、舌小帯前方付着の方は筋機能療法だけでは限界があります。
時には舌小帯切除が必要になります。
←左記は著明な舌小帯前方癒着の方、舌が挙がらず、ラの発音不良。

 舌小帯切除についてもっと知りたいと思っている所に、数年前『舌癒着症』の話を聞き、今回講習会を受けました。講習会の内容は1)舌癒着症について2)赤ちゃんの授乳3)手術見学4)術後のケア見学5)術後リハビリ等。参加者は歯科医師、発達障害教室講師(舌癒着症手術後、発達障害のお子様の進捗が良いそうです)。
 術後の赤ちゃんはお乳が飲めることを確認し(飲めない時はその対処を実習)、帰宅させます。その講習会で 一番衝撃だったのは、赤ちゃんのお乳を飲む姿でした!(^^)!
 力強く飲む赤ちゃんは、下顎をしっかり動かして飲んでいるのに、 力弱く飲む赤ちゃんは、下顎が動かない!挟むようにしか飲めていません。うっ!この飲み方では下顎の前方成長が得られない!!

 *私も舌小帯癒着症改善の為の手術を受けました!(^^)! 舌癒着の話を聞くと、それは私だ!と思い、今回休みが丁度取れる日程があったので、受けてみました。私の場合、乳幼児の時に髪の毛が立ってた、寝起き悪い、寝つき悪い、手足冷たい、顔色悪く(色黒?)、滑舌不良、不活発でコミュニケーション能力不良、記憶力悪い(:_;)。
酸素が体に取り込めず、色々な症状を引き起こしていたようです。

術前:朝のSPO2は96  最大開口量2横指

最大開口量2横指


術後:朝のSPO2は98-99!目覚めスッキリ!
セファロ正貌で鼻腔の幅が広がりました。しっかり空気が入っています。
セファロ側貌では、舌骨が下前方に移動、頸椎が真っ直ぐに伸びています。
最大開口量3.5横指。肩こり軽減、歯ギシリ減った?

最大開口量2横指

*一緒にセミナー受けた歯科医師の方が、術後“発想が良くなった!”と。これからが楽しみです!(^^)!

舌癒着症*20160704&05*舌癒着症学会HP参照

* 舌癒着症(舌喉頭偏位症)とは、舌癒着による喉頭蓋、喉頭の偏位による呼吸
  障害である。舌小帯の有無にかかわらず舌が前につきその後ろの喉頭(気管の
  入り口)が前に倒れていると空気の流れが悪くなり呼吸が抑制されていること
  をいいます。程度の差はありますが、ほとんどの人は舌癒着症なのです。

舌癒着症 術前 術後

* 術前は喉頭が上前方に偏位している為、上気道の抵抗が大きく呼吸を抑制して
  いる。舌小帯およびオトガイ舌筋の一部を切除する舌咽頭矯正術により、喉頭
  が後下方に降り直立するため、呼吸が改善する。

手術直後からおっぱいの飲み方がソフトになり乳頭や乳房の痛みが軽くなります。のけ反って苦しそうに泣いたり、寝つきが悪い、眠りが浅いなども改善するため子育てはとても楽になります。成人では頭痛、肩こり、腰痛、冷え性や疲れやすいなどいわゆる不定愁訴の改善がみられます。 現在、この手術は、ごく一部の耳鼻科医、外科医、歯科医によって行なわれています。最近ではアトピー性皮膚炎、発達障害、ADHD、引きこもりの改善を目的として受診されるお子様も増えています。またオペラ歌手など声楽家、アナウンサー、プロ野球選手、プロサッカー選手も手術を受け活躍しています。
手術直後

乳幼児
成人

*術後リハビリ(目的:舌の可動域を広げる。呼吸・顎・口唇・舌の協調運動を整
 える

 舌の機能:
 舌尖*食べ物を運ぶ、押し出す、ラ行
 側方*咀嚼時食片の保持、サタナ行
 奥舌*鼻腔閉鎖、カ行

成人

*術後の変化*肺活量は20%アップ。末梢血管の冷え改善。昼間の眠気解消、月
 経随伴症状改善 など





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